つぶジャムはしっかりと生地に混合してください。
レーズンやクルミのパンを作る場合と同じで生地がほぼ出来上がった
状態になってから1-2分混合するだけです。
できれば生地を分割した後に更に手整形で生地の中につぶジャムを
包み込んでください。
豆パンを作る時と同じ要領です。
つぶジャムが生地から顔を出していると天板が汚れたり、食べるときに
手がべとついたりします。
だから生地の中に完全に包み込むように整形してください。
業務用のベーカリー工場ではつぶジャムをミキサーで混合しても問題ありません。
しかし家庭のホームベーカリーでつぶジャムを使用する際は、厳重な注意が必要になります。つぶジャムを混合するときは、必ず生地をパンケースから取り出して作業台の上で混ぜ合わせ包み込むように整形してください。 自動投入機能を利用したりしてパンケースの中でつぶジャムを混合するととても危険です。 パンケースと回転羽根の間につぶジャムが挟まれ、それを解除するために手を入れた時に 思わぬケガをします。 さらにパンケースの内側に施されているテフロン加工が剥げてしまい、パンをきれいに 取り出すことが難しくなってしまいます。
つぶジャムは、トッピングはNGです。生地中に押し込んでください。
つぶジャムの上の部分は高温で乾燥した熱風の中で焼かれるため全く水分か浸透せず粒のまま残る可能性が高いです。
生地に完全に混ぜ込むか、トッピングした上でスプーンなどを使いつぶジャムを生地の中に押し込んでください。
今までつぶジャムを使う場合はさんざん生地に包み込むようお願いしてきました。
しかし「蒸しケーキ」をつくる場合だけはトッピングしてください。
理由1)生地の上にトッピングしても焼く場合と異なり十分な蒸気をつぶジャムに与えることができるため。
理由2)蒸しケーキの生地は比重が軽いため、生地の中に包み込むとつぶジャムがすべて沈んでしまうため。
上手に蒸しケーキに利用するためには
1)生地の表面を乾燥させてからつぶジャムを乗せる。これはちょうどスキー板を履いて雪の上に立つようなものです。
裏ワザとしてはヘアドライヤーを使い数秒間熱風を吹きかけてみてください。とてもきれいに仕上がります。
2)昔の「蒸しパン」のようにモグモグした思い生地ならばパンと同じように生地の中に包み込んでも沈みません
つぶジャムは水分と蒸気が必要です!だから、パン生地に最適です。
つぶジャムは新しいタイプの製パン製菓材料です。
レーズンやクルミを加える同じタイミングでつぶジャムを入れてみて下さい。発酵までは硬い粒のままですが焼成すると
不思議なことに可愛らしい粒状のジャムが生地の中に現れます。必ず生地によく混ぜてご使用ください。
クッキーは生地を厚めに整形してなるべく長い焼き時間を試してください。 ホットケーキの場合も2-3分で焼き上がってしまうため一般的にはジャム化しません。 対応策として焼き上がったホットケーキをラップにくるんで熱を取り除きます。 そしてレンジで再加熱することでかわいいつぶジャムとなります。
スポンジやクッキー、バームクーヘン、マドレーヌなどのお菓子には使いにくいです。 理由はパンの場合対粉60~70%位の水や牛乳等の水分を加えますが、菓子の場合水分はほとんど加えないからです。 卵やバターからでは十分な水分補給ができずつぶジャムがジャム化するのは難しいです。 水分量が20%(生地重量比)未満の場合、使用は控えて下さい。 無理に作るとパンに比べてジューシー感のない製品になります。 アメリカンマフィンの場合は牛乳等を加えるので大丈夫です。
つぶジャムは最低生地の中で8~10分以上加熱しないとジャム化しません。
ですからクッキーやホットケーキなど短時間で焼き上げるものには適しません。
クッキーは生地の水分がとても少ないので、つぶジャムとの相性はよくありません。
どうしてもクッキーでつぶジャムを使いたい場合は、下記方法をご参考ください。
1)一般的な配合より水分や牛乳を多く配合したソフトな生地にする。
2)生地を厚めに分割整形して焼き時間を長くする。
また、スポンジ生地やシフォンケーキは生地の比重が軽い為、焼いている間に つぶジャムが沈んでしまいます。
生地の比重を大きくしたり、薄切りのつぶジャムを お試しください。
クッキー作りにはナゲットのご使用をおすすめいたします。
蒸しケーキは卵をホイップして生地の比重が軽いので、この場合に限りつぶジャムはトッピングのみの使用としてください。 生地の中に混ぜ込むとつぶジャムは加熱中にすべて沈んでしまい敷き皿の上にたまってしまいます。トッピングの上手なやり方は、容器に蒸しケーキ生地を入れた後にヘアドライヤーで 表面を乾かします。5-6秒程度でいいです。そのあとにつぶジャムを乗せることで 生地の中に沈みこみにくくなります。 | |
蒸しケーキに比べて生地の目がややつまった比重が大きい昔ながらの蒸しパンの場合は、トッピングをしても生地の中に入れても楽しむことができます。 | |
水分を多めに配合し生地を厚めに整形してください。焼成時間が8-10分以上にならないとうまくジャム化してくれません。また必ず生地の中に混ぜ込んでください。生地の外にはみ出したつぶジャムはオーブン庫内の乾燥した熱風にさらされてジャム化してくれません。焼立て直後よりも時間が経ったほうがつぶジャムは落ち着いて来ます。 | |
現在のつぶジャムはホットケーキに向いておりません。これはホットケーキの焼成時間が5分以下と短いためです。つぶジャムがジャム化するには短過ぎるのです。ドーナツも同様に加熱時間が短いためジャム化してくれません。 対応策として焼き上がったホットケーキをラップにくるんで熱を取り除きます。 そしてレンジで再加熱することでかわいいつぶジャムとなります。 どら焼きの生地も同様です。 | |
マフィン生地にご利用される場合は特に注意してください。チョコチップやレーズンなどのようについついトッピングしたくなるからです。トッピングされたつぶジャムはオーブン庫内の乾燥した熱風にさらされてジャム化してくれません。必ず生地に混ぜ込んでください。そして生地の水分を多めにして下さい。 また、つぶジャムのブルーベリーは着色料を使用しない天然のブルーベリーです。ペーハ(pH)の関係で焼成後黒っぽい色に変色してきます。食べても問題はありません。 マフィンの生地に少しレモン果汁などを加えてあげると解消できますのでお試しください。ブルーベリー以外の種類については変色の心配はありません。 | |
メロン皮に使用する場合は注意が必要です。 焼き立てをすぐに召し上がる場合はメロン皮と本体菓子生地の間につぶジャムをはさみ込んで整形してください。メロン皮にあらかじめつぶジャムを混合し、それを本体生地に乗せてもジャム化せずとても粘りの強い食感になってしまいます。 しかし焼立て直後はとても粘りのある、部位によっては硬くなっておりますが、袋に入れて10時間ほど経過すると水分平衡によりとても落着いた食感に変化致します。 | |
本体菓子パン生地をマフィンカップのようなものに入れてその上からビス生地を掛ける場合は、あらかじめビス生地につぶジャムを混合しておいてもジャム化します。 しかし本体生地をカップに入れずにつぶジャムが混合されたビス生地を上掛けするとつぶジャムはジャム化してくれません。 この理由は、本体生地がカップに入れられている場合は煙突現象で焼成中の蒸気はほぼカップの上部から逃げようとしてつぶジャムを通過しようとします。しかし天板の上に直接置かれた本体生地の場合、生地の中の水分は四方八方に分散して逃げていくためつぶジャムを通過してくれないのです。 |
当社の製品はすべてにおいて天然、自然、安全、楽しいを追及して企画されています。
特にブルーベリー製品は抗酸化作用のあるアントシアニンを豊富に含んだ大変高価な
北欧産の原料を使用しています。着色料は一切使用しておりません。
このアントシアニンはブルーベリー独特の濃い紫色となりますが、皆様がパン菓子に
使われるベーキングパウダーと思わぬ反応をします。
焼成後、しばらくするとpHの関係で黒っぽくつぶジャムの周りが変色してしまいます。
食べても全く問題はありませんがご注意ください。
尚、この変色をどうしても抑えたい場合は業務用であればアントシアニン色素対応の
ベーキングパウダーを取引先にお尋ねください。
もしくは生地のpHをレモン果汁等を加えて酸味を加えることである程度抑制できます。
つぶジャムはある程度の時間が経つと表面から白い結晶が現れます。
この現象は特に寒い時期や冷蔵庫などに保管された場合に多く起こります。
これは使用されている糖分が結晶化しているためであり、食べても問題ありません。
再加熱していただくことでなくすこともできます。 尚、ナゲット製品においてはこの現象は起こりにくくなっています。
つぶジャムは常温で保管できます。 直射日光が当たらない涼しい場所に保管してください。 つぶジャムの命は風味です。 私どもでは風味が逃げないように高価なバリア性のある袋を使用しています。 開封後はしっかりと袋の口を閉じて速やかにご使用ください。